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日本空手道 剛柔館

~道場内 心得~

和光剛柔館 平成25年度版

館長 高橋 光夫

武道を学ぶ者として、礼に始まり礼に終わる「礼儀作法」を重んじ、「和」の心を重要とすること。

 

一、道場前の駐輪場では奥から列を整え、詰めてとめる。

 

道場出入口での礼法は稽古を行う道場へ対する礼であり、稽古に励む自分自身の心の現れでもある。自転車等をとめる際、師範・指導者、また後から来る人が気持ちよく使えるよう気を配ることは心構えを養うことに繋がります。

 

二、道場の玄関入口では神前に対して必ず「お願いします」「ありがとうございました」の立礼をする。

 

入口での礼法は稽古を行う道場に対する礼であり、稽古に励むという自分自身に対する決意でもあります。入館時には脱帽にて入館し、ヘッドホン・イヤホン等は外してから入館すること。そして退館時は感謝の気持ちを込めて礼をして下さい。

 

三、靴は下駄箱へ。

 

靴は揃えて下駄箱に入れて下さい。下駄箱に入らない場合は綺麗に揃えて置くようにしましょう。自分の履物を揃える、他人の履物にも気を配ることは、心構えを養うことに繋がります。スリッパ等も同様に心がけること。

 

四、掃除について。

 

稽古を始める前に必ず全員で道場を掃除し、綺麗な環境で稽古が出来るようにしましょう。先輩から後輩に掃除方法を指導すること。

 

五、師範・助教・指導員に対しての礼法。

 

それぞれの先生方に必ず一礼をして下さい。礼をする時は歩きながらや会釈ではなく、必ず立ち止まり相手をしっかり見ながら立礼をすること。「礼儀作法」なしに武道の上達はありません。見学者などがいる場合も武道者たる態度で挨拶をしましょう。最高師範、指導者が入館・退館する場合は、有段者が必ず号令をかけ全員で礼をすること。

 

六、着替えについて。

 

練習前・練習後の脱衣は更衣室にて着替えを行って下さい。道場内へ入る時は道衣をしっかりと整え、帯を締めてから入場すること。人にだらしなく見られぬよう心がけ、また稽古場には女性もおります。人に不快な思いをさせぬように気を付けましょう。更衣室・トイレ等から道場への出入り口では必ず一礼を心がけましょう。

 

七、遅れて稽古に参加する場合。

 

空手衣に着替えた後に座礼にて、「最高師範・先生方・お互い」の三度の礼を行って下さい。三度目には「お願いします」の声を発声し、各自で準備・柔軟体操を行いましょう。練習に入る時は、もう一度立礼にて「お願いします。入ります。」と発声してから稽古に参加すること。

 

八、稽古の取り組み方。

 

稽古は「真剣に」「素直に行い」相手を尊重する心を大切にしましょう。相手に怪我をさせず、怪我をしないことが武道の真髄です。そして己の自信を身に付けるため返事はしっかりと発声すること。整列時では各自がしっかり声を出すよう心がけましょう。

 

九、掃除・戸締り・退館について。

 

稽古が終了したら必ず全員で道場を掃除し、綺麗な環境の中で稽古が出来るようにしましょう。退館時には戸締り・電気の確認をし、練習時間を守って退館しましょう。

 

準備・柔軟体操、練習後の柔軟体操について

 

一、練習前に入念な準備体操・柔軟体操を行うことを心がけましょう。

二、練習後には各自において柔軟体操を行うようにしましょう。時間に限りがある場合は各自において柔軟体操を行う習慣にするといいでしょう。

 

その他の注意事項について

 

一、道場内は禁煙・禁酒である。アルコールを飲酒して稽古に参加しないこと。

二、道場において、空手道の稽古以外は行わないこと。

三、複数のストレッチは良いが、資格を持たない者の治療などは行わないこと。

四、入館・退館時間を守ること。決められた時間以外の騒音は住人からの苦情の対象となることをよく理解すること。

五、空手衣は清潔にし、手足の爪は短く切っておくこと。

六、練習後の帰宅時に飲酒運転は絶対に行わないこと。

七、練習生・保護者とのトラブルを起こさぬこと。双方が不快に思う行動をしないこと。

八、道場内・外において、常に当館の生徒である事を自覚し、常識・節度のある行動をとること。

九、月謝滞納者は再入会扱いとなるため、休館をする際には師範・代表に連絡を入れること。

十、上記以外でも、修業態度のよくない者、会費の長期滞納者は館長の判断により退館・破門となることがある。また、館員が全日本空手道剛柔会・日本空手道剛柔館の名誉を毀損した場合、またはその他、法令や公序良俗に反した場合は退館・破門とする場合もある。

 

無断で他流派の空手道道場・他の支部・道場に行くことは出来ません。必ず館長の許可を取りましょう。また、各自の理由で退館する場合は館長に退館届けを提出しましょう。何事も無断で行うことは武道者として無礼にあたります。本館は山口剛史師範が最高師範を勤める道場であることをしっかりと理解し、当館の指導理念・道場内心得をしっかりと守り、「和」の心を大切に有意義ある伝統剛柔流空手道を学ぶこと。

 

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